三連休の初日は冷たい雨の一日となり、二日目も朝のうちは小雨もぱらついて肌寒い陽気だったが、昼前から急に天気が回復した。先週行った箱根ではまだリンドウが見頃だったので、この辺りの里山でもまだ見られると思って昼食後に出かけてみた。前回行った時に比べて木々の色付きが進んで秋が深まったことを実感する。
林の中の小道も落ち葉が散り敷いて気持ちよい。
谷戸に降りると、期待した通りリンドウの花盛りだった。なかなかイメージに合った写真が撮れないが、その中ではまあまあといったところか。
同じりんどうでも花、葉、茎の色合いは千差万別で、このような色合いのものもある。
農家の方が稲藁を燃やしながら稲藁積みをしている。秋の風情を感じる。
煙で霞んだ谷戸を背景に子供が土手を走り回っている。
シロヨメナの群落はまだ健在だった。
ムラサキシキブはすっかり葉を落としてススキを背景にモダンアートのようだ。
傍らでノイバラの実もひっそりと色付いている。
振り返ると金色の夕陽に辺りが輝いている。「山は暮れて野は黄昏の芒哉」(蕪村)という感じだ。
今日は晩秋の里山の雰囲気を充分に楽しめた。