「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、あのように厳しかった夏の暑さも彼岸を迎えて終息した。すると、田圃の畦や土手には例年通り彼岸花が咲き出した。前回の三連休は台風の騒ぎでどこにも出掛けなかったが、この三連休は天気も安定したので、久し振りに近所の里山に二日連続で出かけてみた。
9月22日(日)
今日は日差しが強く少し暑い。田圃のでは稲穂が実り刈り取りを待っている。
ツリバナの実が熟して、ニシキギ科を食べるキバラヘリカメムシが訪れていた。
土手のリョウブは見事に実を付けている。
谷戸の奥の休耕田にはタコノアシが群生していた。季節の進みに従って赤く色付き、ユデダコの足のようになるだろう。
9月23日(月)
今日は昨日とは打って変わって、日差しが無く北風が時折強く吹く涼しい一日となった。まず、昨日目を付けておいたアカバナを見に行った。この場所には僅かな株数のアカバナが風前の灯のように命を繋いでいたが、今年は他の植物との勢力争いに勝ったのか、今までにない株数が元気に花を付けている。
傍らにはイボクサが咲いている。接写するとなかなか美しい。
谷戸の奥ではスズメウリがよい塩梅に枯れ木に絡んで実を付けていた。
ヤマハゼも沢山の実を付け、早くも色付いてきた。
これから秋の花が次々と咲き出すのが楽しみだ。