今年の夏はとても蒸し暑い。夜、クーラーを入れて寝るのは嫌いなので、窓を開けて寝ているが、明け方になると風も止んで汗だくで目を覚ますことも多い。さすがに少しバテぎみで、仕事中に眠くなってしまうが、食欲は全く落ちないので減量には全く寄与しない。
そんなこんなで近所の里山には少し足が遠のいていたが、今日は日差しも無くやや過ごしやすい朝だったので、久し振りに里山に出動した。田圃の稲はすっかり生育し、種類によっては花が咲いている。
その稲の葉先にベニシジミが逆さに止まって目一杯体を反らせて前方を窺っている。その姿がとてもかわいらしい。
田圃の畦には小さな黄色い花が咲いている。帰宅して調べたらコケオトギリだった。
道端にはオニドコロが花盛りだ。小さい花だが拡大するととても綺麗で味わいがある。
林の中にはヌスビトハギの実がなっていた。
観察しているうちにだんだんと雲が切れて強烈な日が照り付けてきた。気温がぐんぐん上がり、汗が滝のように流れる。
暑さはまだまだ続きそうだが、植物の季節は初秋の雰囲気に移り変わりつつあるようだ。夜になるとコオロギが鳴き始めた。早く涼しい夜が来てほしい。