いつもは日曜日に観察に出掛けるのだが、明日は台風が来るということなので午後出掛けることにした。今日の目的は観察と言うよりは、ヤマノイモのムカゴを採るためだ。毎年この時期はムカゴを採ってきてムカゴご飯を食べることが恒例となっている。
ということで、近所の里山に出動した。台風が来るのが信じられないような晴天で、稲がたわわに実っている。この季節としてはかなり暑い。
車から降りて観察の準備をしながらふと振り向くと、見覚えのある人がこちらを見ている。定年まで勤めていた会社で同じ職場で働いたことのあるMさんだ。すぐ近所にお住まいで、以前に一度お会いしたことがあるが、その後お会いする機会が無かった。Mさんは定年延長によりこの春まで会社に勤めていたが、定年延長の期限となり、現在は職探し中とのこと。なかなか仕事を見つけるのは大変とのことだ。しばらく立ち話した後、ムカゴ探しに誘い、昨年ムカゴを採った場所にお連れしたが、誰かが既に殆ど採り尽くしてしまったようだ。しばらく一緒に探したがあまり成果は挙げられないままにMさんとはお別れし、別の谷戸の奥まで入ってみた。イヌショウマがひっそり咲いている。
クリの実もだいぶ大きくなった。
タコノアシも色付き始めた。
スズメウリの花と実を撮影。
家の近くまで戻ったところで、駐車場の片隅に見事に実を付けたエビヅルを見つけた。
ところで、ムカゴはと言うと、あちこちで少しづつ収穫しながら歩いているうちに、まあまあの量が集まった。
このムカゴをお米と一緒に炊いてできた、むかごごはん。
小さくてもちゃんと一人前のヤマノイモの味がする。秋の気分を満喫しながら大変おいしく頂いた。