この夏の暑さは本当に厳しかった。これまで夏バテなど経験が無かったが、今年ばかりはやや夏バテぎみとなった。今日は前線の北側に入り、風に涼しさを感じるようになったので、2週間ぶりに里山にでかけてみた。
田圃では稲の実りが進んで穂が垂れ始めている。
クサギの花は終盤で実になりかかっている。
キタテハがクズの葉に止まっている。
田圃の脇の斜面にはツリガネニンジンが涼しげだ。
クサネムが咲いていた。稲作には困り物なのだろうが姿は趣がある。
クロウリハムシで賑わっているカラスウリの葉があった。他にも沢山の葉があるのに、なぜがこの葉がみんなのお気に入りらしい。
ミズキの実はさらに色付きが進んだ。
膨らみ始めたカラスウリの実でチャバネアオカメムシが汁を吸っていた。
帰ろうとしたらSさんにお会いして、羽化したてのアカボシゴマダラがいるとのことで一緒に観察した。見ると黄色い口吻を伸ばして、道路上の朽ちた草の塊のようなものからしきりに何かを吸っている。背景が悪いので、鼻の汗を近くの木の葉に少し付けて、そちらに誘導すると、上手い具合にそこに止って色々とポーズを作ってくれた。ちょっとヤラセだけどまあよいとしよう。
これで暑さも収まってくれるとよいのだが。